村上春樹 「ノルウェイの森」を読んでみた。
20歳にして恥ずかしながら初めて村上春樹さんの作品を読んでみました。
なぜ読もうと思ったかというと、大学の授業で先生が
「日本人なら村上春樹の良さぐらい語れないと海外の人に聞かれたとき困るよ。」
と言ってたんですよね。
そんな理由か…って感じですが、村上春樹さんの作品のファンは世界中にたくさんいるとは知っていましたし、良いものに触れたいな~と思って読んでみました。
ノルウェイの森を選んだのは実家にあったからというぐらいです…。
読む前の心境はというと、読み切れるかが心配でした(^^;;
あらすじは知らないけどタイトルとかからしてなんだか暗くて哲学的で複雑な話っていうイメージだったので…。
そして実際読んでみると、確かに哀しいし深い内容ではあるけど、
すごく引き込まれるかんじがあって、気づいたらけっこうページが進んでました。
ああ、この感じが村上春樹の作品の魅力なのかな~と思いながら
8時間ぐらいで上下巻読みました。
なかなか言語化するのが難しいのですが全体を通して思ったのは、
心は何がきっかけで歪んでしまうかなんてわからないということ。
「人を失うことや誰かと出会うこと」がすごく大きな出来事だということ。
うまく言えないけど、洗練された作品で多くのひとが読んでいる理由が
なんとなく分かりました。
村上春樹作品、これからいろいろ読んでみます。