映画「ノルウェイの森」を観てみた。
小説「ノルウェイの森」を昨日読みました。
感想は一つ前の投稿にも書いたのですが、
淡々と描かれているようで劇的で、何か気持ちを引き付けるものがある、なんだかすごい作品でした。
そして小説を読み終わった私は、
こんなに洗練された小説を映画化するとどうなるんだろうということに興味が湧いて、
さっそく映画を観てみました…!
原作と映画を両方見た、という作品はいくつかありますが
今回は正直、一番ふがいない思いで観ていました…。
やっぱり登場人物の話し方や外見、雰囲気がイメージが違うと残念ですね。
あと、映画では登場人物の人物像が十分に描かれていなくて話の深みが失われてしまっていて「そんな単純な場面じゃないのに…」と思うところがありました。
原作を読んだその日に映画を観たので特にその差に敏感だったのかもしれませんが、
洗練された村上春樹さんの作品をたった133分の映画にするのはそもそも無理なんだろうなぁ…と。
原作のことを考えなければ、素敵な映画だったと思いますが、
やっぱり本の、言葉による描写やリアルなスピード感が好きです。
本の素敵さに改めて気づきました…。